メンヘラメーカーにハマりかけた話


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たまにはしくじり先生的な話を書いてみようと思います。

もう今は一切関係も切れているのですが、一応フェイクを交えながら書きます。

 

SNSを始めて間もない頃、私はとある男性と会いました。
その男性とは、リプやDMでやり取りをしていて、同じ歳で話も合い、また共通の知り合いもいたので会う気になったのですが、その男性こそが「メンヘラメーカー」でした。

 

ただ彼がメンヘラメーカーであることは、実は会う前から知っていました。
本人からそのようなエピソードも聞いていたし、彼自身もある程度は自覚があったためです。

 

だから最初から一定の距離をとっておけば安全、私は大丈夫…。
その自信が甘かったのです。

会ったときの詳しい流れなどは書きませんが、なぜペースに飲み込まれてしまったのか、自分なりに考察してみました。

 

今考えると、催眠術、営業トーク、ナンパなど、人の心を動かすときに使われるテクニックが多分に散りばめられていました。

 

誰か落としたい人がいるのであれば、ここに書かれたテクニックは役に立つかもしれません。
ただ、感じたのは想像以上に心理テクニックは強力なので、使う側も使われる側も本当に気をつけてください。

 

会話中の距離が近く、目を合わせる時間が長い

彼は、私が普段相手とはかっている距離よりも近い距離で会話をしていました。

そうすると私自身、落ち着かない気持ちになります。
合わない男性であれば、そこで距離をとるのですが、合う男性であればその距離を保つ努力をしていまいます。


さらにそこに「目を合わせる」という力が加えられることで、さらに落ち着かなくなり「内面を見透かされている感覚」に陥りました。

 

「愛のささやき」を惜しまない

イマドキ珍しいなと思ったのが、甘い口説き文句のオンパレードでした。
普段言われ慣れていないので、正直悪い気はしません。


さらに、そのあと「君にもそうなってほしいな」といった、願望のみを伝えられます。
YES/NOの回答を求められたら、確実にNOと答えていたと思います。
ただ願望だけを伝えられると拒絶することもできません。


恐らくそのときは、徐々に無意識に「期待に応えなきゃ」という責任意識が生まれていたと思います。

 

積極的に他の女性の話をする

ここはハマる女性は一定数いるのでしょうが、恐らく嫉妬心を煽るために、今会っている女性の話を積極的にしていました。
それによって「私だけを見て」という感情になる方もいると思います。

 

刷り込みのような言葉攻め

ちなみにセックス中の話です。
要約すると、「君はもう僕じゃないと満足できない」といった類の言葉を言われ続けました。
何度もそれを刷り込まれると、本当にそんな体になっていたと思います。

 

過激な首絞め 

「首絞め」をされるのは私も好きだし、彼も好きだったのでされたのですが、人生で初めて首絞めで気を失いました。
方法としては正しいやり方ではあったのですが締められる時間が長かったからだと考えられます。
慣れている方だったので、恐らく意図的だったと思います。

 

首絞めは、一定の時間であればふわふわして気持ちいい感覚になるのですが、危険を感じた時には体がすぐに動けないようになり、その瞬間ものすごい恐怖心を覚えます。


手を離された頃に恐らく一瞬意識が飛んで(あまり記憶にない…)、戻ったときにはパニックに近い状態になっていました。
そこで強く抱きしめられることにより強い安心感と愛情を感じました。 
恐らく、DVをおこなった男性が直後に優しくする、という行為に非常に似ているのではないのでしょうか。

 

上記のようなことが相まって、私は完全に考える能力を失っていました。
気づいたら、絶対にやらないと決めた「生」でのセックスをしていました。
本命以外で生でしたのは、後にも先にもこのときだけです。

 

ハマらなかった理由

私は「絶対に生ではなしない」ともう一つ、「キスマークを残させない」という禁止事項を持っています。
行為が終わって洗面所に行ったときに、今までついたことのないような大きな跡がついていたことに気づきました。
その瞬間、自分自身がかせていた禁止事項を2つも破っていたことに気づき完全に冷静になりました。

 

その後は二度と会っていません。  

 

しくじりから学んだこと

・NG行動は絶対。例外を作らない。
・人を落とすテクニックは想像以上に強力。
・「自分は大丈夫」なんてことはありえない。

 

色々しくじり話は他にもありますが、今日はこんなところで…。